世界で唯一
マニアックぅ~
興味のあることにはとことんこだわりまくる。そして興味のないことにはまったく関心をもたないさとーです。
今日はかなりマニアックな話をしたいと思います。
世の中の車のエンジンの種類は数知れずありますがその中でも僕が大好きなロータリーエンジンについて・・・。
俗に車のエンジンと言われるものはピストンが上下し、その往復運動を回転運動に変換している機構のレシプロエンジンが多くを占めます。
その変換にはかなりのロスを高じています。
燃焼効率、つまりガソリン1リットルをどれだけ熱エネルギーに変換できるかと言われると良くて25%くらいなものなのです。
大体今はリッター120円くらいですので90円くらいはガソリンを入れた時点で捨てているようなもんなんです。
まぁ、そんな話は置いといて。
ロータリーエンジンは簡単に言えばローターと呼ばれる三角形のおにぎりが中で回転しそのまま回転運動に。
今のロータリーで1308ccの排気量しかありませんが2000~2500ccクラスの車と馬力は変わらず
ターボを付ければ3000ccクラスの車とも同等のパフォーマンス!
そして何よりレシプロと比べて大きさも重さも2/3以下というスペックです。
何とも効率的で画期的なエンジンなのでしょう。
でも僕がこのエンジンに魅かれるのはそういうところだけではありません。
まず、このエンジンを載せて車を市販しているメーカーは世界でみても日本のマツダだけ。
開発段階では世界の有名メーカーも参加していたのですが未来の無いエンジンとしてみんな手を引いていきました。
結局最後までさじを投げなかったのがマツダだけなんです。
そのマツダでも実際に市販まで持っていくにはそれこそ血の滲む努力があったものと思われます。
これはかの有名なNHKのプロジェクトXでも放送されましたのでご存じの方もいらっしゃるはず。
その中でリーダーをやっていた山本健一さんという技術者の一人が言っていた言葉に
『飽くなき挑戦』
という言葉がありました。
この方の技術屋魂には熱く心をうたれました。
ロータリーに対する意地とプライドがかっこよすぎて、普段からまず涙を流さないですがその放送を見て僕泣きました。
学生のときはロータリー車のRX-7という車で夜な夜なお山にでかけたりサーキット行ったりと
大学3年も余計に楽しんでしまいましたがその3年は決して無駄ではなくそこから学ばされたものは数知れず…。
そして山本健一さんが造ったエンジンに乗っているというどこか誇りみたいなものもありました。
そんな超超超マツダフリークの僕ですが今の会社の前はトヨタ系列の会社にいました(笑)
どないやねん!!!とお思いでしょうがそこは大人の事情です。
優しく見守ってあげてください。
技術屋としても人間的にもああいうかたくなに自分の意地を貫き通して
世の中に何かを残せる芯の通った人間になりたいものです。
とまぁ、今日は大して笑いもなくまとまりましたが。そんな日もあっていいよね(* ̄∇ ̄*)